-

リアルタイムロボティクス、ジェトロ投資プログラムに選出

日本貿易振興機構(ジェトロ)が産業用ロボットの利用拡大に貢献するリアルタイムロボティクスのモーションコントロール技術を評価

ボストン、東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 産業用ロボット向け無衝突自律動作計画のリーダー企業であるリアルタイムロボティクスは、日本貿易振興機構(ジェトロ)によって、政府補助金制度の「対日直接投資喚起事業費補助金」の対象企業に選出されたことを発表しました。同社の技術は、「産業⽤ロボット普及拡⼤とSIer業務の標準化促進」を目的とする事業として選出されました。

ジェトロは、日本と世界の相互貿易および投資の促進を目的とする政府関連機関で、1958年の設立当初は、日本の対外輸出の促進を目的としていましたが、21世紀に入りその取り組みの焦点を、海外からの対日直接投資の促進と、日本の中小企業の対外輸出力を最大化するための支援へと移行させています。

リアルタイムロボティクスは現在、産業オートメーションの導入をより簡単かつ迅速にすることを目指し、主要パートナーと提携してロボティクスアプリケーションを開発中です。この開発は、ジェトロのプログラムに加わることでさらに加速されます。

  • ファナック:リアルタイムロボティクスは、オートメーションとロボット装置のパートナーであるファナックと共同で開発中の、ロボットプログラミングとモーションコントロールソフトウェア「RapidPlan」を動作させるプラグインを、ファナックのシミュレーションソフトウェア「ROBOGUIDE」の中で直接操作できるようにすることを目指しています。

    このプラグインを使用することで、ユーザーはROBOGUIDEでレイアウト、ロボットの選択、エンドオブアームツーリング(EOAT)などの設定を通常通りに行い、それをRapidPlanへ直接転送できるようになります。これにより、ユーザーはロボットがアプリケーションを完了するために必要な位置のシーケンスリストを送信することができるようになり、RapidPlanはそれを使ってロボットが実行する最適な無衝突パスを計算します。その結果、これまでは衝突を回避する目的でプログラムのさまざまな部分にウェイポイントやロボット間インターロックを挿入するために、ロボットの動作経路を手作業で解析することが必要でしたが、その面倒で反復的な解析が不要になります。

  • デンソー:世界的な生産システムのプロバイダーであるデンソーは現在、リアルタイムロボティクスのRapidPlanが自社のフレキシブル生産ユニットの改善にどのように役立つかについて評価をしています。

    デンソーのマルチロボットセル製品「DX-CELL」は、必要に応じてロボットレイアウトを簡単に変更できるようにすることで、多様な製品に対するニーズの増加へ対応できるようメーカーを支援します。同社は、RapidPlanの導入により、DX-CELLを利用している顧客がより簡単かつ迅速にロボットプログラミングを完了できるようになると期待しています。

    デンソーとリアルタイムロボティクスは、産業用ロボットがさまざまな業界で普及していくのに伴い効率性の向上がさらに重要になることから、マルチロボットによる組立、検査、ビンピッキングなどの応用においても、協業を拡大していく予定です。

とリアルタイムロボティクス株式会社の事業開発担当バイスプレジデントの小林幸司は、「製造業やロボット工学の企業、そしてこれらの企業と協働する事業者にとって、今はとても刺激的な時代です。当社のソフトウェアRapidPlanのような新しい革新的な技術は、オートメーションの効率性と有効性をこれまでにないレベルへと引き上げる道を切り開いています。ファナック、デンソーのようなパートナーやジェトロと提携し、産業用ロボット工学の可能性に変革をもたらすことができるのをとても楽しみにしています」と述べています。

リアルタイムロボティクスの革新的なロボットプログラミングソフトウェアRapidPlanについて、また、このソフトウェアがオートメーションオペレーションの速度と精度の向上にどのように役立つかについての詳細は、https://rtr.ai/meet-rapidplan/でご覧ください。

リアルタイムロボティクスについて
リアルタイムロボティクスの技術は、産業用ロボットや自動運転車両が衝突を起こさない1/1000秒単位の動作計画を生成します。このソリューションにより、さまざまな動きがあり相互作業が必要な作業環境で複数のロボットを同時に機能させ、即座の変更を感知するダイナミックな障害物に反応する支援を行います。リアルタイムロボティクスのソリューションは自動化の可能性を広げます。同社の詳細情報についてはこちらをご覧ください。同社のテクノロジーのデモ動画はこちらからご覧いただけます。また、TwitterLinkedInでフォローしてください。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

Contacts

For More Information
Jeff Drew
Public Relations, Realtime Robotics
P: +1.617.233.5109
E: jeffreydrew@rtr.ai

Realtime Robotics


Release Versions

Contacts

For More Information
Jeff Drew
Public Relations, Realtime Robotics
P: +1.617.233.5109
E: jeffreydrew@rtr.ai

More News From Realtime Robotics

Realtime RoboticsがiREX 2025にてResolverを日本市場デビュー

BOSTON & TOKYO--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- iREX 2025 -- 産業用ロボットの自動動作計画、リアルタイム制御、最適化のトップランナーであるRealtime Roboticsは本日、iREX 2025でのResolver日本市場デビューをアナウンスしました。Resolverは同社のクラウドベースソリューションで、ロボットセルの設計、動作プログラミングとコミッショニング作業を効率化します。それにより、新製品・新機種の市場リリースサイクル(Time-to-market)を高速化し、ニーズ適合リスクやコスト負担を大幅に削減します。 それに加え、Resolverの新機能を初公開します。これによりエンドユーザーの業務フローがさらに効率化され、サポートするロボットモデル数も大きく拡大されます。Realtime RoboticsはブースW4-61にて、SIEMENS社 Process SimulateおよびVisual Componentsと統合された体験型デモを展示する予定です。 「製造業企業は、より少ないリソースで高い生産性を達成するプレッ...

製造の在り方を変える技術に対する需要の高まりに対応するため、リアルタイム・ロボティクスが950万ドルの追加資金を調達

ボストン、ミュンヘン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 衝突を起こさない自律型の産業ロボット用動作計画をけん引するリアルタイム・ロボティクスは、新韓GIB並びに教保生命保険から追加の資金950万ドルを確保したことを発表しました。 リアルタイムは産業ロボット用動作計画および衝突回避ソフトウエアのラピッドプランに対する大きな反響に後押しされ、この追加投資を製品のさらなる向上、顧客と提携企業から出された意見の取り入れ、市場進出戦略へのさらなる努力を支援するための規模拡大に利用する予定です。 ラピッドプランは、ロボットを用いた自動化にかかる年間費用を3分の1削減し、ロボットのプログラミング工程を最大5倍速めつつ、機械の衝突をなくし、手作業で時間のかかる調整の大部分を取り除きます。これにより、既存アプリケーションと非常にさまざまな種類の新アプリケーションの両方で、高い投資利益率(ROI)を出します。追加の資金調達は、顧客が製品を利用してから価値を感じるまでにかかる時間(タイム・トゥー・バリュー)の短縮を容易にする助けにもなります。 リアルタイム・ロボティクス最高経営...

リアルタイムロボティクス社がBMWグループのサプライヤーに

ボストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 産業用ロボット向け無衝突自律動作計画のリーダー企業であるリアルタイムロボティクス社は本日、BMWグループの公式サプライヤーに指定されたと発表しました。 今回の指定により、当社の革新的なロボット動作計画・制御ソフトウエアであるRapidPlan(ラピッドプラン)をBMWグループ内で活用し、産業用ロボットのプログラミング・配置・制御のスピードと効率を向上させることができるようになりました。このソフトウエアは、チームがロボットの経路計画を簡単に視覚化し、優先順位をつけ、シミュレーションできるように支えるため、さまざまな方法で産業自動化の導入を加速させることができます。 自動車の3Dコンピューター断層撮影スキャンは、種々の接合部の品質を保証するために行われるものですが、リアルタイムロボティクスのRapidPlanはこのスキャンまわりのプロセスを改善することに役立ちます。ロボットを使って自動車のX線撮影を行い、問題を発見するためのセルが設計されていましたが、自動車1台でさえ完成させるには時間のかかるプロセスでした。使用する...
Back to Newsroom