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製造の在り方を変える技術に対する需要の高まりに対応するため、リアルタイム・ロボティクスが950万ドルの追加資金を調達

革新的なアプローチとロボティクスに再び重点が置かれたことで、同社のソフトウエアに対する需要が増加

リアルタイムは「Automatica 2023」でロボット動作計画およびプログラミング・ソフトウエア「ラピッドプラン」を実演予定

ボストン、ミュンヘン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 衝突を起こさない自律型の産業ロボット用動作計画をけん引するリアルタイム・ロボティクスは、新韓GIB並びに教保生命保険から追加の資金950万ドルを確保したことを発表しました。

リアルタイムは産業ロボット用動作計画および衝突回避ソフトウエアのラピッドプランに対する大きな反響に後押しされ、この追加投資を製品のさらなる向上、顧客と提携企業から出された意見の取り入れ、市場進出戦略へのさらなる努力を支援するための規模拡大に利用する予定です。

ラピッドプランは、ロボットを用いた自動化にかかる年間費用を3分の1削減し、ロボットのプログラミング工程を最大5倍速めつつ、機械の衝突をなくし、手作業で時間のかかる調整の大部分を取り除きます。これにより、既存アプリケーションと非常にさまざまな種類の新アプリケーションの両方で、高い投資利益率(ROI)を出します。追加の資金調達は、顧客が製品を利用してから価値を感じるまでにかかる時間(タイム・トゥー・バリュー)の短縮を容易にする助けにもなります。

リアルタイム・ロボティクス最高経営責任者(CEO)のピーター・ハワードは次のように述べています。「製造企業が現在の産業に順応し、その中で競争する能力を高めるためには、ロボティクスの採用を推進し、投資から生まれる利益をすぐに実感できなくてはなりません。ラピッドプランは、プログラミング、配置、ロボット制御を最適化できるようにするので、そうした努力を完璧に補足します。当社のインテリジェントなツールは複雑さと人的ミスの可能性を大幅に削減します。どちらも産業用ロボットの配置と運用にかかる費用を瞬時に増加し得る要素です。市場需要の高まりに対応すべく当社が成長するにあたり、 今回の資金調達を規模拡大と開発努力に充てることを、大変うれしく思います」

市場シェア獲得を広げるために、製造企業は最適化、柔軟性、設備の一新、各工程をシミュレーションから生産につなげることに再び重点を置いています。実際、マッキンゼー・アンド・カンパニーが最近行った調査によると、ソフトウエアのイノベーションによって自動化産業が2030年に1.5兆ドルの増収となる見込みがあることが分かっています。しかしこうした大きな変化をもたらす努力には、高いスキルを持つ労働力の必要性が密接に関係しています。プログラミングと統合はロボット・アプリケーションにかかる費用の50~70%(最大)を占める可能性があるため、最終的に本当の影響力を持つためには、自動化およびロボティクスに対する革新的アプローチが必要です。

シンハンGIB国際株式チームのエグゼクティブ・ディレクター兼チームリーダーであるダミアン・S・カン氏は次のように述べています。「製造分野には現在、完璧な経済の嵐と雇用のプレッシャーがあります。これは業界全体で、長年の問題に対して顧客が求める製品を提供しつつコスト構造を改善してその効率を高めるための、新しい技術とアプローチを取り入れる必要性を高める原動力になっています。リアルタイムの技術は組織がプログラミング工程を迅速化、簡易化しながらコンピューター上でロボット利用を計画できるようにするので、需要に完璧に一致しています」

リアルタイム・ロボティクスはロボットアームとそこに使われるシステムのプログラミングに対して、強力なソフトウエアツール一式を提供しています。同社のツールはロボット動作のプログラミングと実行を完全に自動化する特許技術で作られており、産業用ロボットの運用において最も難しくコストがかさむ部分を省きます。ツールはデジタルツイン、バーチャルコミッショニング、工場現場への移送、稼働時間制御、フェールセーフ管理、迅速なエラー復旧など、システムのライフサイクル全体に渡って用意されています。

同社の最近の活躍

  • リアルタイム・ロボティクスは、ロボットのプログラミング時間を高速化し、衝突しないロボット動作を自律的に作成させる目的で同社の技術を使用しているBMWグループの公式サプライヤーに指名されました。
  • 世界的な自動化製品およびソリューションのサプライヤーであるザ・シェフラー・グループが、ラピッドプランを活用して複数ロボットを利用したビンピッキング・アプリケーションの処理量とロボット・セル生産の自動化を改善していることを強調しました。
  • シーメンス並びにリアルタイムは、2社の長期に渡る提携関係をさらに強化する「シーメンス・プロセス・シミュレート」用プラグインを発表しました。プラグインを使用すると、顧客はすでに持っている通常ワークフローの効率を高めるためにラピッドプランを組み込むことができます。スタンドアロン型のラピッドプラン・ソフトウエアに加えて利用可能です。

リアルタイム・ロボティクス共同創業者であり最高技術責任者(CTO)のジョージ・コニダリスは次のように付け加えています。「実際の工業メーカーが求める全ての要件を理解してそれに基づいて製品を作るには、何年もかけてその企業と深く関わらなくてはなりません。要件は極めて具体的で細部まで考慮されており、それゆえ企業ごとにさまざまな要件が求められるということが、実はロボティクス製品の開発を難しく、そして価値あるものにしているのです。そして、大半のロボティクス新興企業にはそれが欠けています。実際のアプリケーションに触れた機会が少ないか、かなり一般化されたものを最初に作ろうとしているからです。当社はその道のりをかなり進んでおり、顧客の成功の中に、当社が行ってきた不断の努力の成果を見ています。喜びを感じる瞬間です」

Automatica 2023
リアルタイム・ロボティクスは、今年6月27日から30日にかけてドイツのミュンヘンで開催されるAutomatica 2023見本市に出展します。参加者には、同社の革新的な動作制御および衝突回避技術を会場で体験する3つの機会が用意されています。一つ目は産業用組み立てスクリューのアプリケーション( テストゾーンの#A5.530ブース)、二つ目はデモ用繊維セル(FANUC DeutschlおよびGmbHの#B6.231ブース)、三つ目はシェフラー特製マシーナリーに使われている技術に焦点を当てた動画(#A5.311ブース)です。詳細情報については、見本市に関する当社の最新プレスリリースをご覧ください。

リアルタイム・ロボティクスのラピッドプラン・ソフトウエアを利用することで、組織がどのように産業自動化に向けた努力の効率と有効性を改善することができるかについては、https://rtr.ai/をご覧ください。

リアルタイム・ロボティクスについて
リアルタイム・ロボティクスの技術は、産業用ロボットや自動運転車両が衝突を起こさない1/1000秒単位の動作計画を生成します。このソリューションにより、さまざまな動きがあり相互作業が必要な作業環境で複数のロボットを同時に機能させ、即座の変更を感知するダイナミックな障害物に反応する支援を行います。当社のソリューションは自動化の可能性を広げます。当社の詳細情報についてはこちらをご覧ください。当社テクノロジーのデモンストレーションビデオはこちらからご覧いただけます。また、TwitterLinkedInで当社をフォローしてください。

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P: +1.617.233.5109
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