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オムディア(Omdia),折りたたみスマートフォンの出荷台数、2028年までに倍増し3,600万台と発表

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- オムディア(Omdia)の「Smartphone Feature Forecast」によると、折りたたみスマートフォンの出荷台数は、大手メーカーによる革新的なフォームファクターの投入を背景に、2028年まで年率20%以上で増加し、3,600万台に達する見通しだ。

市場成長の見通し

年間出荷台数は2025年と比べて2倍以上に増加すると予測されており、大手スマートフォンメーカーの間で採用が広がりつつある新たなワイドフォーマット・デザインの登場によって支えられている。

「サプライチェーンの制約と市場の不確実性が続く中、折りたたみスマートフォンは業界で最も注目される成長領域となっています」と、オムディアの主席アナリスト、Zaker Li氏は述べている。「Huaweiは2026年5月に「Pura X Max」を投入し、この新たなワイドフォーマット・デザインを先駆けて採用しました。続いてSamsungが8月に「Galaxy Z Fold8」を投入しました。今後数カ月で他の大手メーカーも同様の製品を発売する予定であり、この新たなカテゴリーが折りたたみスマートフォン市場に新たな成長の波をもたらしています」

ワイドフォーマットの折りたたみスマートフォンが新たな成長ドライバーに

この新しいワイドフォーマットの折りたたみデザインは、従来より幅広いアスペクト比を特長としており、端末を開いた際に、よりタブレットに近い形状となる。従来のブック型折りたたみスマートフォンと比べ、このデザインは以下の利点があります。

  • 携帯性の向上: デバイス全体の体積と重量を削減
  • より大きな表示領域: 生産性とコンテンツ消費に最適
  • 実用的な外部ディスプレイ: 日常使用時により多くの横方向コンテンツを表示
  • タブレット体験: 展開時にマルチタスク、メディア消費、モバイル生産性のためのフルスクリーン体験を提供

このフォームファクターは、次世代の折りたたみスマートフォンにおける重要なトレンドになると予想されている。

市場動向と実績

オムディア(Omdia)のスマートフォン出荷データによると、世界の折りたたみスマートフォン出荷台数は2025年に1,820万台に達したが、前年比(YoY)成長率は6%に鈍化し、近年で最も低い水準となった。2026年上半期の出荷台数は510万台で、前年同期比21.6%減。フリップ型折りたたみスマートフォンは2025年上半期と比べて47%減少した一方、ブック型の出荷台数はおおむね横ばいだった。2026年上半期には、ブック型が世界の折りたたみスマートフォン出荷台数の69%を占め、同セグメントではHuaweiとSamsungの2社が合わせて75%を占めた。新たに登場したワイドフォーマットのブック型折りたたみデザインは、今後このカテゴリーの成長を支えると予測される一方、フリップ型の需要は引き続き弱まっている。大手メーカーはすでに2026年のワイドフォーマット折りたたみスマートフォンの生産目標を引き上げており、2027年にはさらに多くのAndroidブランドが同様のデザインを採用すると予想されている。各メーカーが生産を拡大するにつれ、こうした端末が世界の折りたたみスマートフォン出荷台数のさらなる成長に寄与すると見込まれている。

長期的な成長が見込まれるものの、折りたたみスマートフォンは依然としてプレミアムなニッチ市場にとどまる

オムディア(Omdia)は、世界の折りたたみスマートフォン出荷台数が2026年に2,200万台を超え、前年比成長率は22%以上に回復すると予測。長期的には、折りたたみスマートフォンは世界のスマートフォン市場におけるプレミアムなニッチ市場にとどまると見込まれており、2030年の出荷台数は4,500万台に達するものの、世界のスマートフォン総出荷台数に占める割合は3%未満になると予測されている。

構造的コスト障壁

折りたたみスマートフォンは、依然として構造的なコスト面の課題を抱えている。大型ディスプレイ、ヒンジ、特殊ガラスなどの複雑な部品により、部品表(BOM)コストが高止まりしているためだ。このため、ベンダーは販売台数の拡大よりもプレミアム市場での位置付けを優先しており、消費者は価格の高さに加え、カメラ性能や修理費用などのトレードオフも考慮する必要がある。アーリーアダプター層を超えて普及を拡大するためには、ベンダーは折りたたみというフォームファクターを生かした差別化された付加価値サービスを開発するとともに、所有コストを抑え、従来型スマートフォンと比べた具体的な利用上のメリットをより明確に示せる戦略的パートナーシップを模索する必要がある。

オムディアについて

オムディア(Omdia)は、テックターゲット社(TechTarget, Inc.)の傘下事業部門であり、ナスダック上場企業インフォーマ・テックターゲット(Informa TechTarget、Nasdaq: TTGT)の名称で事業を展開するテクノロジー分野の調査・コンサルティンググループです。当社はテクノロジーマーケットに関する深い知見を保有しており、その基盤は各業界のリーダーとの実態に基づく意見交換と数十万件に及ぶデータポイントにあります。当社のこうしたマーケットインテリジェンスこそが、お客様の戦略的優位性に貢献いたします。研究開発から投資利益率(ROI)に至るまで最大のビジネスチャンスを抽出し、テクノロジーの進歩を促進いたします。

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