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CSC調査によると、世界のLPの82%が今後3年でプライベート・クレジット投資を拡大

  • ポートフォリオの分散化(76%)が、LPの投資配分を増やす主因となり、魅力的なリターン(36%)の2倍以上に達する
  • プライベート・クレジットのGPは、シニア債や資産担保型金融を主導とする運用資産残高(AUM)の拡大が続くと予想、クロスボーダー融資が急増へ

ウィルミントン、デラウェア州--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- リミテッド・パートナー(LP)の5分の4超(82%)が、今後3年間でプライベート・クレジットへの配分を増やす見込みであることが、グローバル事業管理およびコンプライアンス・ソリューションの大手プロバイダーであるCSCの新たな国際調査で明らかになりました。そのうち約5分の2(42%)は「大幅な」プライベート・クレジット投資の拡大を見込んでおり、この資産クラスに対する勢いと投資家の前向きな見方を裏付けています。

欧州、アジア太平洋、北米にて300人のジェネラル・パートナー(GP)と200人のLPを対象に行った調査では、LPの76%がポートフォリオの多様化をより多くの配分を行う主な理由として挙げており、魅力的なリターン(36%)を上回る結果となりました。

プライベート・クレジットのGPも強気の見通しを示しています。CSCが新レポート「プライベート・クレジット2025:オペレーショナル・エクセレンスによるグローバル戦略の拡大」に向けて委託した本調査では、GPの5分の3(59%)が今後3年間でAUMの成長率を6~10%と予測し、31%が10%超の成長を見込んでいることが明らかになりました。

「プライベート・クレジットは主流の投資手段へと急速に拡大し、真にグローバルかつ複数の法域にまたがる現象となり、今後ますます多くの投資資金を引き付けると見込まれます」と、CSCのファンド&キャピタル・マーケッツ部門マネジング・ディレクターのマーシャル・サファーは述べています。「当社は、ストラクチャリングの革新やクロスボーダー戦略を含め、プライベート・クレジットの進化を直接目の当たりにしており、強い需要を活用するGPを力強く支援できる体制を整えています。」

戦略転換と国際展開で成長を牽引
CSCの調査では、シニア債と資産担保型金融が最も魅力的な基盤戦略として浮上する一方で、ディストレス債は成長期待が最も低い分野となっています。クロスボーダー融資も大きな成長分野であり、GPの79%が国際的な活動の大幅な拡大を見込んでいます。

しかし、プライベート・クレジット市場が拡大するにつれ、事務管理の複雑さが一層大きな負担となっており、特にクロスボーダー戦略では、報告義務、リスクの透明性、オペレーションの準備態勢がこれまで以上に厳しく問われています。

「プライベート・クレジットの急速な成長は、ファンドマネジャーのオペレーティングモデルに暗黙の課題を突き付けており、特に複数の法域や国境を越えて投資を行う際には、彼らやその他のステークホルダーに相当な負担を課しています」と、CSCのAPAC担当マネジング・ディレクター、コンスタンティノス・クレアントスは述べています。「当社の調査が示すとおり、GPは業務支援を専門の外部業者にアウトソーシングする方向に明確に舵を切っており、とりわけローン・エージェンシーといった機能において、その傾向が一層強まっています。」

CSCのレポートによると、LPの91%が、専門サービス・プロバイダーに業務をアウトソースするGPは報告水準を向上させていると考えています。回答者は、SPV管理、担保管理、ローン・エージェンシーを、ファンドの複雑性を管理し透明性を高める上で重要であると指摘しています。

プライベート・クレジットが世界の投資ポートフォリオにおいて確固たる地位を築く中、本調査では、成長にはオペレーション面での強さが不可欠であることを示しています。適切なインフラと専門性を持つパートナーを備えたGPこそが、今後の機会を最大限に活用できる立場にあるとしています。

CSCのレポート「プライベート・クレジット2025:オペレーショナル・エクセレンスによるグローバル戦略の拡大」の全文は、cscglobal.com/service/campaigns/private-credit-2025からダウンロードできます。

CSCについて
CSCは、フォーチュン500® 企業の90%以上、インターブランド® の「世界で最も価値のあるブランド100」の90%以上、PEI 300の70%以上に信頼されているパートナーです。私たちは、グローバルビジネス管理およびコンプライアンスソリューション、さまざまなファンド戦略を持つ代替資産管理者向けの専門管理サービス、公的および私的市場における資本市場参加者との取引、ドメインネームシステム管理およびデジタルブランド・詐欺保護、企業税ソフトウェアソリューションを提供する世界のリーディングプロバイダです。1899年に設立され、米国デラウェア州ウィルミントンに本社を置くCSCは、125年以上にわたり非公開で専門的に管理されています。CSCは、ヨーロッパ、アメリカ大陸、アジア太平洋地域、中東の140以上の管轄区域にオフィスと能力を持っています。私たちは、クライアントがいる場所ならどこでもビジネスを行うことができ、それを各ビジネス分野で専門家を雇用することで実現しています。私たちはビジネスの背後にいるビジネス® です。詳細は、 cscglobal.com をご覧ください。

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