AI、2026年のサイバーセキュリティ最大脅威の中心に
AI、2026年のサイバーセキュリティ最大脅威の中心に
エクスペリアンは第13回 データ侵害業界予測を発表し、AIがもたらし得るさまざまな影響を含む2026年の6つの予測に注目
カリフォルニア州コスタメサ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- エクスペリアン®は、進化しているサイバー脅威の状況を示す「2026年データ侵害業界予測 」を発表しました。この予測では、来る年に、人工知能(AI)により新たな高度攻撃の波が到来する可能性、また量子コンピューティングなどの新たな脅威や脆弱性はどのように拡大するのかという点を取り上げます。
13年目を迎えた本予測では、 サイバー犯罪者が新技術を駆使してこれまで以上に精巧な偽の身元を作成したり、検出を回避したり、新たなデジタル・フロンティアを悪用したりする方法について、6つの洞察を示します。2026年の予測によると、AI生成のプロフィール、自律型AIエージェント、偽装・変更するマルウェア、さらにはブレイン・コンピュータ・インターフェースの脆弱性に至るまで、サイバー攻撃はこれまで以上に個別化され、持続的で、技術的にもかつてないほど高度化していく未来が示唆されます。
この予測は無料でこちらからダウンロードできます。
エクスペリアン・グローバル・データ・ブリーチ・レゾリューションのバイスプレジデントを務めるマイケル・ブルーマーは、次のように述べています。「テクノロジーは猛烈な速さで進化しており、テクノロジーのサイバー犯罪者は、AIのようなツールをいち早く取り入れて防御をすり抜け、脆弱性を悪用しています。これは厳しい戦いではありますが、組織側も同じように革新的な技術を駆使することで、防御力を高めることは可能です。適切に備え、テクノロジーを活用していれば、企業は攻撃に対抗する強固な体制をつくると同時に、セキュリティ面のインシデントに遭遇した場合に対応する力を備えることもできるのです。」
2025年上半期には、世界で8,000件を超えるデータ侵害が発生し、約3億4,500万件の情報が流出しています。iエクスペリアンのクライアントの中で最も被害が大きかった国は、米国、英国、カナダです。
「サイバー攻撃は、もはや単にデータを盗むだけではなく、現実を改変する段階へと向かっています」と、英国のエクスペリアン・グローバル・データ・ブリーチ・レゾリューションで危機対応およびデータ対応サービスの責任者を務めるジム・スティーブンは言います。「脅威はますます高速化し、巧妙化し、見つけにくくなっています。今こそ行動すべき時なのです。」
エクスペリアンのデータ・ブリーチ・レゾリューションの詳細については、ロンドンのConveneで開催されるフィナンシャル・タイムズのCyber Resilience Summitにて、エクスペリアンのブースを訪れたり、パネル・ディスカッションにご参加いただくことでご確認いただけます。「新たなサイバーセキュリティ脅威の到来にリーダーはどのように立ち向かうことができるのか?」をテーマとしたパネルディスカッションには、12月3日(グリニッジ標準時午後4:50〜5:30)にスティーブンもパネリストとして登壇します。
消費者はAIの影響を懸念
エクスペリアンが米国と英国の消費者を対象に実施した調査では、巧妙な攻撃の影響を実感する人が多く、サイバー脅威が今後さらに悪化することへの強い不安を抱いていることが明らかになりました。
さらに調査結果からは、詐欺被害を若い世代ほど受けやすく、また多くの被害者がデータ侵害後に適切なサポートを受けられなかったと感じていることが明らかになっています。また、消費者は自分が信頼を寄せている企業に対し、高度化したサイバー脅威に対応できるのかと疑念を抱いています。全体的な主な調査結果は以下のとおりです。
- 回答したミレニアル世代の成人の4人に1人は、過去1年間になりすまし被害を受けたと述べています。
- 約4分の1の人は、過去12か月に自宅や職場でフィッシング攻撃の被害に遭ったと述べています。
- 5人中4人を超える人は、AIによって実在の人物と区別がつかない偽の身元情報が作られることを懸念しています。
米国の主な調査結果は以下のとおりです。
- 成人の3分の1超(35%)は、職場でサイバーセキュリティ上のミスにより金銭的損失が生じた場合、個人として責任を問われるのではないかと心配しています。
- 69%の人は、AIが引き起こすサイバー攻撃に対し、自分が利用する銀行や小売業者が十分な防御態勢を整えているとは考えていない、または準備状況に不安を抱いています。
- 76%の人は、AIの進展によってサイバー犯罪はさらに増加し、その勢いは抑えられないと信じています。
英国の主な調査結果は以下のとおりです。
- 調査対象となったミレニアル世代の成人では、4分の1(25%)は、この1年間で本人になりすまし被害を受けたと述べています。
- 英国の成人の33%は、職場でのサイバーセキュリティ上のミスによって職業上の評判が損なわれる可能性を不安視しています。
- データ侵害により情報が盗まれたり露出したりした人のうち、5人中3人以上(62%)が、所属する組織から十分なサポートを得られなかったと回答しています。
エクスペリアン・グローバル・データ・ブリーチ・リゾリューションは、21年以上にわたる危機管理経験と、69,000件を超える対応実績を活かし、企業がデータ侵害に迅速かつ確実に対応できるよう支援しています。提供する包括的なサービスには、グローバルな消費者通知、多言語対応のコールセンター、クレジットモニタリングやダークウェブ監視といった強力なID保護ツールが含まれています。また、エクスペリアンのReserved Response™により、人員・設備を確保して常時対応可能な体制を整え、さらに国際的な運用能力により100か国以上でのデータ侵害対応を強力に支援しています。リアルタイムの侵害や第三者によるインシデント、クラスアクションなど、どのような事案に直面しても、エクスペリアンは顧客の信頼を守り、評判への影響を最小限に抑えるためのソリューションを提供します。
エクスペリアン・グローバル・データ・ブリーチ・レゾリューションの詳細については、https://www.experian.com/business/solutions/fraud-management/global-data-breach-servicesをご覧ください。
エクスペリアンについて
エクスペリアンは、データと先端テクノロジーを活用して、世界中の人々と企業に新たな可能性を切り拓くグローバルデータテクノロジー企業です。当社は、独自のデータ、分析、ソフトウェアを駆使し、融資のあり方を見直し、不正を特定・防止し、ヘルスケアの効率化や、デジタルマーケティングを高度化を行い、自動車市場に関する深い分析を支援しています。さらに、多くの人々が金融目標を達成し、時間や費用を節約できるよう手助けしています。
当社は、金融サービスから、ヘルスケア、自動車、アグリファイナンス、保険、その他多くの産業分野に至るまで、さまざまな市場で事業を展開しています。
当社は、データの持つ可能性を最大限に引き出し、イノベーションを創出するために、卓越した人材と先端技術へ積極的に投資しています。当社はロンドン証券取引所(EXPN)に上場しているFTSE100企業で、32か国に25,100名の従業員を擁しています。企業本社はアイルランド・ダブリンにあります。詳しくはexperianplc.comをご覧ください。
i 2025年10月6日、SQ Magazine発行「2025年のデータ侵害統計:主なトレンド、コストとリスクの実態が明らかに(Key Trends, Costs & Risks Revealed)」
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