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インテルサットとCubic³、ユビキタス接続実現に向け車両向け衛星接続テストを完了

画期的な基本合意により、コネクテッドカー・農業・重機車両向けのシームレスなグローバル接続が現実に近づく

バージニア州マクリーン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- インテルサットとCubic³は、車両向け衛星接続に関する重要なテストを成功裏に完了し、あらゆる種類の車両に対してシームレスな接続サービスを提供するという共同ミッションにおける大きな節目を迎えました。 このテストでは、インテルサットの衛星とCubic³のソフトウェア・プラットフォームとの統合が成功裏に実証され、地上ネットワークと非地上系ネットワークがシームレスに連携することで、場所を問わず常時接続を実現できることを示しました。

「今回の基本合意書の締結とテストの成功により、真のユビキタス接続というビジョンに一歩近づきました」と、インテルサットの最高技術責任者であるブルーノ・フロモンは述べています。 「インテルサットの衛星技術とCubic³の革新的なコネクティビティ・プラットフォームを組み合わせることで、世界中どこでも車両を接続できるソリューションを構築し、ブロードバンド接続や診断機能、将来的には自動運転支援といった重要な機能を可能にします。」

今回のテストでは、インテルサットのFlexMove Fleet製品とCubic³ Cloudインターフェースを採用した商用の陸上移動体のユースケースに焦点を当てたものであり、重機顧客向けの統合コネクティビティ・ソリューションの実現可能性が証明されました。この実証実験は、インテルサット、Cubic³、ソフトバンク株式会社の3社の協業における大きな前進を意味します。この共同協業により、陸上移動体産業向けに、地上のセルラー ネットワークと非地上系ネットワークの両方を活用したカスタマイズ可能なコネクティビティ・ソリューションを顧客が構築できる、差別化された新しいワンストップ・ソリューションが誕生することが期待されています。

本協業は、ますますコネクテッド化が進む現代社会において重要なギャップに対応するものです。 コネクテッドカー、船舶、ドローンなどの自律移動体技術が進化する一方で、多くの地域では地上のモバイル・ネットワークのカバレッジ外で、非地上系ネットワークに接続するためには別個の機器やアカウントが必要となっていました。インテルサット、Cubic³、ソフトバンクの共同の取り組みにより、この断片化を解消し、1つのデバイスとアカウントで、世界中のネットワークに継続的に接続できる仕組みを実現することを目指しています。

Cubic³の最高技術責任者であるニック・パワー氏は、この協業の戦略的重要性について次のように述べています。 「インテルサットとの連携は、ソフトウェア定義型自動車(SDV)の可能性を実現するための基盤です。自動車メーカーは、ソフトウェア主導の事業体へと変革し、進化する消費者のモビリティ需要に応えるために、グローバルで高速かつ常時接続の環境を必要としています。このテストは、そのような未来を実現するために、両社の技術がどのように連携できるかを示すものです。」

計画されている統合ソリューションでは、まずは地上のカバー範囲を超える地域において、フリートマネジメント、テレマティクス、予測保守、ソフトウェア・アップデートといった用途に向けて、静止軌道(GEO)衛星を活用します。 今後、低軌道(LEO)衛星コンステレーションが打ち上げられることで、より高帯域幅を必要とする高精度地図のダウンロードや、デジタルツインを活用したクラウドベースの車両診断といったユースケースにも対応可能となる予定です。「非地上系ネットワークは単なるバックアップではなく、明日の車両を支えるコネクティビティ・エコシステムの中核を成す存在です」とフロモンは述べています。

この協業はまた、ソフトバンクとインテルサットが2024年に締結した、単一の「ユビキタス・ネットワーク」を構築するための画期的な協業合意にも基づいています。このネットワークは、現在の地上波セルラー通信ネットワーク間でのローミングを可能にしている標準的なアーキテクチャ、インターフェース、プロセスを活用しており、非地上系ネットワーク向けの新しい3GPP 5G標準に基づいたモビリティ・ソリューションの商用採用を加速します。

インテルサットについて

インテルサットは、世界中の政府、NGO、商用顧客に対して、次世代のグローバルネットワークおよびマネージド・サービスを通じて、シームレスかつ安全な衛星通信を提供しているプロフェッショナル・チームです。インテルサットは、世界最大級かつ最先端の衛星フリートと接続インフラを運用することで、デジタル・デバイドの解消に貢献しており、人々とそのツールが海を越え、大陸を超え、空を通して会話し、協力し、共存できる環境を支えています。創業から60年、顧客および地球に貢献する中で、衛星業界における数々の「初」を打ち立ててきたインテルサット。イノベーションの歴史に支えられ、次世代の課題に取り組むことに注力する中で、インテルサットのチームは今、宇宙における「次なる初」を目指し、この分野に革新をもたらしながら、業界のデジタル変革を主導していきます。

Cubic³について

Cubic³は、ソフトウェア定義自動車(SDV)向けの高度なコネクティビティ・ソリューションを200以上の国と地域で提供しています。自動車、農業、運輸のOEMが、グローバルな規制へのコンプライアンスを確保しながら、複雑なコネクティビティを実現できるよう支援しています。550を超えるモバイル・ネットワークにアクセス可能な当社のスマート・コネクティビティを通じて、OEMがイノベーションを加速させ、拡張し、新たな成長機会を開くことを支援しています。2024年には、ソフトバンクとCubic³が戦略的グローバル・パートナーシップを締結し、SDVおよびその他の高付加価値モノのインターネット(IoT)資産の未来を共に切り拓いています。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

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