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カナダ成長基金、成長を加速させるためにスバンテに最大1億米ドルを投資

ブリティッシュコロンビア州バンクーバー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- カナダ成長基金(CGF)と、カナダ・バンクーバーに本社を置く炭素回収と除去ソリューションの世界的大手プロバイダーであるスバンテ・テクノロジーズ( 「スバンテ」 または「当社」 )は、スバンテがカナダと米国で展開する炭素回収・除去に関する商業プロジェクトの開発・建設を加速させるために、最大1億米ドルの資金調達契約を締結したことを発表しました。

CGFは、現在商業化の段階にある技術の拡大に取り組むカナダのクリーン・テクノロジー企業に投資する使命を担っています。スバンテは、炭素回収・除去技術の開発における大手企業であり、世界中の排出削減が困難( hard-to-abate)なセクターの排出削減を加速させる可能性を秘めています。CGFの投資により、スバンテはFOAK(First-of-a-kind)プロジェクトの機会に集中することができ、カナダのパイプラインの機会に優先的に取り組むことが可能となります。CGFの資金は、カナダで現在進行中の事業を支援するものであり、スバンテがカナダの知的財産と製造能力を活用し、国内外のプロジェクトを実現するサポートをします。

「CGFは、カナダの主要な炭素回収技術の利用を推進し、有望なソリューションの製造・輸出を拡大するほか、カナダの技術を国際的に広めるための活動を行っています」と、カナダ成長基金インベストメント・マネジメント(CGFインベストメント・マネジメント)のプレジデント兼最高経営責任者(CEO)であるパトリック・シャルボノー氏は述べています。「スバンテは非常に大きな市場機会を国内外に有しています。同社の成長をサポートできることを楽しみにしています。」

CGFは2回のトランシェに分けて投資資金を提供します。(i)初回トランシェである5,000万米ドルは、現在進行中のFOAK商業プロジェクトの推進とリスク軽減のために使用され、(ii)2回目のトランシェは、スバンテの共同開発パートナーとともにプロジェクトを開発・建設するための資金需要に応えるために、プロジェクト固有の要件に応じて柔軟に使用される予定です。

スバンテの社長兼最高経営責任者(CEO)であるクロード・ルトルノーは次のように述べています。「今回のCGFによる投資に感謝します。今回の投資はスバンテにとって画期的な出来事であり、バンクーバーに建設中の炭素回収・除去フィルター製造施設に対する1億4,500万米ドルの設備投資に充てられます。今回の投資により、当社の統合型プロジェクト開発サービスが強化されることになります。社内のプロジェクト開発アドバイザリー業務に関する専門知識と資金の両方を提供することで、お客様はFOAKプロジェクトのリスクを軽減できるようになります。この新たなサービスは、お客様が最終的な投資決定を下すまでの橋渡しをする役割を果たします。」

今回の取引のハイライト

  • CGFは、スバンテの革新的な炭素回収技術の開発を促進すべく、転換社債(convertible note)を通じてスバンテに最大1億米ドルを投資します。
  • この投資は2つのトランシェに分けて行われます。初回トランシェの5,000万米ドルは直ちに使用され、2回目の5,000万米ドルは、両方の組織の承認を得た上で、カナダのプロジェクトを中心とした炭素回収プロジェクトの開発・建設のために使用されます。
  • スバンテは、カナダのブリティッシュ・コロンビア州バーナビーに141,000平方フィートの施設を建設中で、年間1,000万トンのCO2を回収できるフィルターを製造し、同社のグローバル本社および研究開発センターとしての役割を担う予定です。
  • 初回トランシェの投資資金は、商業開発およびFOAKプロジェクト資金に充てられます。
  • 今回の投資は、カナダの大手クリーンテック企業を支援し、カナダの知的財産および雇用を守り、カナダのプロジェクトとイノベーションの発展を後押しするというCGFの使命に沿ったものです。
  • 今回の投資により、スバンテの画期的な炭素回収技術の利用が促進されることで、世界のCO2排出量を大幅に削減できる可能性があります。
  • 今回の投資はCGFにとってブリティッシュ・コロンビア州における初めての投資であり、同州の雇用を支援し、CGFの投資ポートフォリオを多様化するものです。
  • カナダ、米国、ヨーロッパでは炭素回収・隔離および炭素除去を後押しする規制が整備されており、その市場は拡大しています。これは排出削減・除去技術に対する需要が高まっていることを示しています。

CGFについて

CGFは公共投資を行う150億ドル規模の独立組織です。低炭素に関するプロジェクト、技術、事業、サプライチェーンへの民間投資を促進するために、一定のリスクを吸収する投資手段を活用し、カナダのクリーンエコノミー構築に向けた民間資本の誘致を支援しています。

CGFは、カナダによる以下の国家経済および気候変動対策に関する目標達成を後押しすべく、戦略的投資を行っています。

  1. 排出量を削減し、カナダの気候目標を達成します。
  2. 低炭素水素やCCSなどの主要技術の導入を促進します。
  3. 新興セクター、伝統的なセクターを問わず、カナダの産業において雇用を創出し、生産性とクリーンな成長を促進する企業を増やします。
  4. カナダにおける知的財産の保有を奨励します。
  5. カナダの豊富な天然資源を活用し、重要なサプライチェーンを強化することにより、カナダの将来における経済面・環境面の幸福を確保します。

CGFの使命、戦略目標、投資選定基準、投資活動の範囲および投資手法の詳細については、www.cgf-fcc.caをご覧ください。

CGFインベストメント・マネジメントについて

カナダ政府は2023年度予算において、PSPインベストメントが完全子会社を通じてCGFの投資運用会社を務めることを発表しました。CGFインベストメント・マネジメントは、CGFのみを取り扱う独立した投資運用会社として活動するために設立されました。

スバンテについて

スバンテは、目的主導で運営される、炭素回収および除去ソリューションの代表的プロバイダーです。カナダのバンクーバーに本社を置く当社は、産業排出および大気中のCO2を、環境に配慮した方法で回収・除去するナノ加工フィルターや、モジュール式ロータリーコンタクター機器を製造しています。スバンテは「2024年グローバル・クリーンテック100」、XPRIZE財団の「XB100 – 世界のディープテック企業トップ100」に入っており、コーポレート・ナイツの「最も急成長している持続可能な企業50社」では未上場企業の中で2位にランクインしました。 スバンテに関する詳細情報は、www.svanteinc.comをご覧ください。スバンテのLinkedIn(www.linkedin.com/svantesolutions)をフォローしてください。

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