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アクセレラ、グリーン水素の製造、輸送、および貯蔵の推進に向けてゲイルと提携

インディアナ州コロンバス--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- カミンズ[NYSE:CMI]のゼロ・エミッション事業部門であるAccelera™は先ごろ、MoPNG傘下のインド大手天然ガス会社であり、マハラトナCPSEであるゲイルと、インドのグリーン水素とゼロ・エミッション技術の共同事業に関する基本合意書(MOU)を締結しました。この協業により、アクセレラの水素生成技術に関する専門知識とゲイルの実績ある天然ガス・インフラを活用して、水素の製造、混合、輸送、貯蔵の機会を模索することとなります。また、今回の提携では、輸送、電力、および鉄鋼などの複数の部門にまたがる水素の応用プロジェクトを検討・開発する予定です。

アクセレラの電解槽部門グローバル・コマーシャル・リーダーであるアレックス・サベリは、「当社のゲイルのようなパートナーとの協業は、グリーン水素の持つ可能性と、多様な用途での大型電解技術の能力を実証するものです」と述べて、「当社の高度な水電解技術と、ゲイルの広範なエネルギー・インフラおよび市場での優位性を組み合わせることで、インド全土でグリーン水素の導入を促進するのにふさわしい地位を確立することができます」と話しています。

今回の戦略的提携は、アクセレラが10メガワット(MW)のプロトン交換膜(PEM)電解槽システムを供給した、2024年12月のマディヤ・プラデシュ州ヴィジャイプールにあるゲイルのグリーン水素工場の試運転の成功に伴うものです。アクセレラの「PEM HyLYZER®」2基(電解槽1000基)は、1日当たり4.3トンのグリーン水素を製造し、天然ガスと混合されてゲイルの現地業務に使用されています。

ゲイルの事業開発部長であるラジーヴ・クマル・シンハル氏は、「当社のヴィジャイプールでのプロジェクトの成功に加え、アクセレラとの提携は、インドの国家グリーン水素ミッションに対する当社の取り組みを強固なものにするでしょう」と述べて、「2030年までに年間500万トンのグリーン水素を製造するというインドの高い目標を支える強固な水素バリュー・チェーンの開発に向けて、ともに取り組んでいく予定です」と語っています。

また、この協業では、水素と天然ガスの混合に関する知識の共有、業界標準の策定、グリーン水素技術の新たな応用の模索にも重点が置かれることとなります。

電解槽は、再生可能エネルギーを活用してグリーン水素を生産するもので、クリーン・エネルギーへの移行を促進するために必要不可欠なものです。アクセレラはPEM電解を利用した大型水素製造におけるリーダー企業であり、世界中に600基以上の電解槽を導入し、世界で稼働している最も高度なPEM電解システムの一部に供給を行っています。これには、カナダのケベック州にある20MWの施設、そして米国のフロリダ州にある25MWのシステムが含まれています。

カミンズのAccelera™について

カミンズのアクセレラは、世界の経済的に最重要な産業向けに多様なゼロ・エミッション・ソリューションを提供し、持続可能な未来への移行の加速を支援しています。カミンズの事業部門であるアクセレラは、バッテリー、水素燃料電池、eアクスル、トラクション・モーター、インバーター、統合型パワートレイン・ソリューション、電解槽に特化した部品供給と統合の両方を担っています。現在、北米、ヨーロッパ各地、および中国で事業を展開しています。

カミンズは、世界的なパワー・ソリューションのリーダーであり、補完的な事業部門を持つ企業として、多様なパワー・ソリューション・ポートフォリオの設計、製造、流通、サービスを提供しています。同社は米国インディアナ州コロンバスに本社を構え、より豊かな世界の実現に取り組む約69,900人の従業員を擁しています。またカミンズは、190以上の国と地域において強力な流通およびサポート・ネットワークを展開しています。2024年において、当社は341億ドルの売上、約39億ドルの純利益を記録しています。

カミンズのアクセレラについての詳細は、accelerazero.comをご覧ください。

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Melinda Koski – Director, External Communications
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