アメリカ船級協会、Saildrone Surveyorの深海・外洋航行USVに全面船級を付与
アメリカ船級協会、Saildrone Surveyorの深海・外洋航行USVに全面船級を付与
The American Bureau of Shipping (ABS) has issued full classification for the Saildrone Surveyor, a 20-meter USV capable of long-endurance missions in the open ocean, collecting deep-ocean bathymetry and performing a wide range of maritime domain awareness tasks—from anti-submarine warfare (ASW) to trans-ocean cable route surveys. This landmark achievement sets a new global benchmark for unmanned systems and highlights Saildrone’s leadership in developing fully classed, open-ocean-capable USVs.
カリフォルニア州アラメダ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 自動運航船分野の世界的リーダーであるSaildroneは、自社の完全自律型無人水上車両(USV)のサーベイヤー・クラスがアメリカ船級協会(ABS)から全面船級を取得したことを発表しました。この節目は、2023年にABSの船級を取得したSaildroneの沿岸・近海向けUSV「ボイジャー」に続くものです。
この画期的な成果は、無人システムにおける新たな世界基準を打ち立てるものであり、完全な船級認証を受けた外洋航行が可能なUSVの開発におけるSaildroneのリーダーシップを強調しています。
他のプラットフォームが進化中の無人船舶枠組みの下で証明書や暫定承認を受けた例はあるものの、いずれのUSVや水中無人機(UUV)も、いまだに船級協会から全面船級認証を取得したことはありませんでした。ABSは無人プラットフォームに全面船級を認定した初の機関であり、業界にとって重要な節目となります。
付与された船級符号は✠A1, DV Naval Craft, AUTONOMOUS(NAV, MNV, PRP, AUX, RO3)であり、これは「Rules for Building and Classing Light Warships, Patrol, and High-Speed Naval Vessels(2023)」に準拠しています。
「ABSの船級認証は単なる証明書以上の意味を持ちます。これは、SaildroneのUSVが成熟しており、安全で、実証済みであり、大規模展開に向けて準備が整っていることを政府や海事業界に示すシグナルとなっています」と、Saildroneの創業者兼最高経営責任者(CEO)であるリチャード・ジェンキンスは述べました。「ABSの船級認証を取得するまでには多大な投資と複数年にわたるプロセスが必要でしたが、世界で初めてこれを成し遂げた企業となったこと、そして当社のシステムがABSの船級認証で求められる最高水準に到達したことを誇りに思います。」
ABS船級は、安全性、設計の完全性、運用信頼性に関する国際的に認められた基準です。船級認証プロセスでは、船舶の設計、建造、そして自律制御システムについて厳格な審査と検証が行われます。Saildrone SurveyorやSaildroneのボイジャーのような無人プラットフォームに対しては、このプロセスに自律制御システム、サイバーセキュリティ対応の通信、構造の健全性、フェイルセーフ機能の冗長性が含まれ、複雑で予測不能な海洋環境においても乗員なしで安全に運航できることを保証します。
全長20メートルのサーベイヤーは、外洋での長時間の任務が可能であり、深海の水深測量を行うとともに、対潜水艦戦(ASW)から大洋横断ケーブルルート調査まで、海洋状況把握の幅広い任務を遂行します。全長10メートルのボイジャーは、沿岸および近海環境での持続的な監視を目的に設計されており、サーベイヤーの外洋能力を補完します。両プラットフォームはいずれも完全自律航行が可能で、乗員を必要とせず、Saildroneのグローバルミッション・マネジメントチームによって24時間365日遠隔監視されています。
「ABSとSaildroneは新たな領域を切り拓き、イノベーションの歩みを先導しています。この前進は、ABSの技術的能力への投資の成果であり、安全性への揺るぎない注力を維持しつつ、当社の規則がイノベーションを支えられるようにしています」と、ABSのシニアバイスプレジデント兼最高技術責任者(CTO)であるパトリック・ライアン氏は述べました。
SaildroneのUSVは現在、海洋測量、国境警備、持続的ISR(情報・監視・偵察)、重要インフラの防護など、世界各地の任務を支援しています。サーベイヤーとボイジャーの両プラットフォームがABSから全面船級を取得したことで、Saildroneは次世代の海軍および商業用無人運用を支援する上で独自の立場を確立しています。
Saildroneについて
Saildroneは、防衛関連企業として、軍、国土安全保障機関、商業顧客に対し、海洋における情報、監視、偵察製品を提供しています。Saildroneの完全自律型無人水上車両(USV)は、先進的なセンサーと独自のAIを搭載した超長期稼働型プラットフォームであり、海面上および海中の持続的な情報を提供します。これらの情報は、国境警備、法執行、水中インフラ保護、水路測量、そして海軍力での活用を支援します。航行距離200万海里以上、延べ5万日以上の洋上運用実績を誇るSaildroneのUSVは、世界各国の政府から信頼を得ており、世界で最も過酷な環境におけるコスト効率の高い海洋情報収集の基準を確立しています。
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