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シャルジャ首長が「アラビア語歴史コーパス」の最初の17巻を刊行

アラブ首長国連邦シャルジャ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- (ビジネスワイヤ) -- アラブ世界にとって歴史的な文化的偉業が達成されました。最高評議会メンバーでシャルジャ首長のシェイク・スルタン・ビン・モハメド・アル・カシミ殿下(博士)は、シャルジャ皇太子兼副首長シェイク・スルタン・ビン・アーメド・アル・カシミ殿下の立会いの下、17世紀にわたるアラビア語の発展を記録した初のプロジェクトである「アラビア語歴史コーパス」の最初の17巻を発表しました。

このコーパスは、火曜日(11月2日)にシャルジャのエキスポ・センターで開催された第40回シャルジャ国際ブックフェア(SIBF)の開会式において、アラブ諸国の閣僚、この地域のアラビア語アカデミーの学長、アラビア語の学者や研究者が出席する中、シャルジャ首長によって発表されました。シャルジャ首長殿下はまた、この機会に「アラビア語歴史コーパス」の公式ウェブサイトを公開しました。

基調講演の中で、シャルジャ首長は次のように語られました。「アラビア語は、最も歴史の長い言語の1つです。私たちは、アラビア語のアルファベットの起源と意味を文書化する仕事のために集まって何年も努力を続けてきたアラビア語専門家を祝うために、今日ここに集まりました。アラビア語の記録に存在していたギャップを埋めるための大変な作業に着手しました。その結果、とうとうこの美しいコーパスに日が差しました。これは、この地域のいくつものアラビア語機関の努力の結晶です。」

さらに、次のようにも語られました。「この詳細なコーパスが、学生、研究者、言語学者、さらには一般の言語愛好家への情報提供と教育において果たす役割は計り知れません。このプロジェクトほど、私やこの地域のアラブ言語学者コミュニティーの注目を集めたプロジェクトはないと言っても過言ではありません。私はこのプロジェクトに関わった皆さまの努力の状況を把握しており、今後数年のうちにさらに数巻を出版することになると確信しています。このプロジェクトを成功させるために関わっていただいたすべての人に感謝します。」

シャルジャ首長は、歴史コーパスをデジタル化して世界のどこからでも簡単にアクセスできるようにするために設計されたオンライン・プラットフォームとスマートフォン・アプリケーションについて言及しました。また、SIBF2021の開会式では、「アラビア語歴史コーパス」の初版にサインもされました。

コーパスのこの最初の各巻は、アラビア語の最初の5文字であるハムザ、バー、ター、サー、ジームを扱っており、イスラム以前の時代、1 AHから132 AHまでのイスラム時代、133 AHから656 AHまでのアッバース朝、そして1214 AHから現在までの現代におけるその変遷を概説しています。

専用ウェブサイト

アラビア語歴史コーパスの専用ウェブサイトでは、学者、言語学者、研究者、言語愛好家が世界のどこからでも17巻のコーパスにアクセスできます。

地域のアラビア語支援者が連携

このコーパスを制作するため、エジプトのカイロにあるアラブ科学言語アカデミー連合の監督の下、アラブ世界のアラビア語アカデミー10校からの数百人の研究者、言語学者、編集者、専門家が協力し、シャルジャのアラビア語アカデミーがプロジェクトの実行委員会の運営を行いました。このコーパスは、過去4年間に収集・デジタル化された2万点のアラビア語の書籍、原稿、資料、古碑文や考古学的発見物を含む歴史的文書からなるデータベースソースを活用して制作されました。

アラビア語歴史コーパスは、アラビア語の語彙の歴史、各単語の元となる語源、そしてその語源から音声・音韻的変化を経て派生した他のすべての単語に関する重要な情報を提供することを目的としています。単語の歴史をたどり、イスラム教以前のアラビアから現代に至るまでのその単語の最初の使用者と進化を追跡しています。この点において、このコーパスは他のいかなる辞書とも異なり、聖クルアーンや預言者ハディースPeace be upon himの生きたバースを引用しています。

また、何世紀にもわたって発展し続けたアラビア語の慣用句や表現を取りあげ、アラビア語に加わった新たな言葉を記録し、今では使われなくなった言葉をリストアップしてその理由を説明しています。さらに、文法、形態論、文献学、音声学、修辞学、韻文など、言語学に直接関連する芸術や科学の発展についても触れています。

また、アラビア語と、アラビア語がヘブライ語、アッカド語、シリア語、アビシニア語、アムハラ語など、他のセム系言語に与えた影響について、比較語彙レビューを行っています。専門家委員会がアラビア語単語とこれらの言語の同等の単語との間の類似点と相違点を、例を挙げて概説し、プロジェクトで使用された書誌や参考図書を引用しています。

発表会には、UAEの寛容・共存担当大臣のシェイク・ナヒヤーン・ビン・ムバラク・アル・ナヒヤーン氏、国際出版社協会会長のボドゥール・アル・カシミ氏、シャルジャ芸術財団会長のシェイカ・フール・アル・カシミ氏、シャルジャ民間航空局会長のシェイク・ハリド・ビン・イッサム・アル・カシミ氏、シャルジャ首長オフィス会長のシェイク・サレム・ビン・アブドゥルラフマン・アル・カシミ氏、SAF長官のシェイカ・ナワー・ビント・アーメド・アル・カシミ氏、UAE保健予防大臣のアブドゥル・ラフマン・ビン・モハマド・アル・オワイス氏など、複数の高官が出席しました。

また、カイロ・アラブ言語アカデミーのサラ・ファドル学長、アラビア語歴史コーパスの科学マネージャーであるマムーン・ワジェー博士、アラブ科学言語アカデミー連合の事務局長兼カイロ・アラブ言語アカデミー事務局長のアブドゥルハミド・マドゥクール博士も、コーパス17巻の発表会に参加されました。

*配信元:AETOSWire

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