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サウジアラビアで開催の第26回国連世界観光機関総会、観光の未来に関するリヤド宣言によって今後50年間のロードマップを提示し閉幕

サウジアラビア・リヤド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 第26回 国連世界観光機関総会(UN Tourism)が「観光の未来に関するリヤド宣言」の採択をもって閉幕しました。これは、加盟国が今後50年間にわたる協力強化に向けて踏み出す重要な一歩となります。

この画期的な宣言は、持続可能性・デジタル革新・AI統合・包摂的な観光経済に重点をおきながら、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の推進において中核的な役割を担うものとして位置づけられているとおり、サウジアラビア王国が世界の観光業界を牽引し業界を変える重要な決定を下す中心的な立場にあることを改めて示しています。

「観光の未来に関するリヤド宣言」は、持続可能性、包摂性、さらにはAIによるイノベーションを中心に、今後50年間を導くために共有されるロードマップです。また、同宣言は、国際協力の強化、レジリエンスの向上、地域社会のエンパワーメントの重要性を明確にし、観光が経済成長、文化的理解、環境保全を推進する力として世界で持続的に機能し続けるためのビジョンを示しています。

サウジアラビアのアハメド・アル・ハティーブ観光大臣は次のようにコメントを寄せています。「ここリヤドから、宣言を実行へと移していきます。本総会で締結された合意や新たに立ち上げられたプラットフォームは、投資の促進、人材のスキルアップ、中小企業のデジタル化、文化と自然の保護を推進するものです。サウジアラビアは、中東地域におけるUN Tourismの地域事務所を擁する国として、今後もパートナー国と連携し、観光が国と国とをつなぐ架け橋として、共有の繁栄をもたらす原動力となることを目指していきます。」

「本宣言の採択は、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、観光の経済的・社会的価値を最大限に引き出すという国際社会の新たな決意を示しています。同時に、サウジアラビア王国が対話を促進する調整役として、協働の新しい中核拠点として信頼を得ていることの証でもあります。」

また、第26回 UN Tourism総会では、次期事務局長としてシャイカ・ナセル・アル・ノワイス氏を任命する決議が承認されました。同氏は本機関初の女性の、そして湾岸協力会議(GCC)加盟国出身の事務局長です。任期の開始時期は、2026年初頭の予定です。

本総会の開催に合わせ、サウジアラビアが主導する新しいグローバルなイニシアチブの「TOURISE」が正式に発表されました。この取り組みは、官民の協力体制を強化するとともに、世界の観光業界全体にイノベーションを推進していくことを目的としています。TOURISEは今後、 官民のリーダーや関係者が協力し、デジタル革新、実効性の高い投資、持続可能性、人材開発を推進するためのプラットフォームとして機能し、観光業界が将来の課題や機会に十分対応できる体制を整えるよう支援していきます。

サウジアラビア観光省について

サウジアラビア観光省は、「サウジ・ビジョン2030」に沿って国内の観光産業の発展を主導しています。観光業の成長を促進し、国の経済多様化を支援するとともに、サウジアラビアを世界的な観光地として位置づけることを使命としています。革新的な政策と規制の策定、魅力的な投資環境の整備、民間セクターの支援、そして次世代の人材育成を通じて、観光産業の可能性を引き出しています。

国連世界観光機関について

国連世界観光機関は、責任ある・持続可能な・誰もがアクセスできる観光を推進する国連の専門機関です。160の加盟国、6の準加盟国、500を超える賛助会員と連携し、観光を経済成長・包摂的発展・環境保全の主要な原動力として位置づけています。

国連世界観光機関総会について

国連世界観光機関総会は、国連世界観光機関の主要な意思決定機関です。

2年に一度開催され、予算および業務計画の承認を行うとともに、観光産業にとって重要な課題について議論を行います。また、4年ごとに事務局長の選出を行います。総会は、正加盟国および準加盟国で構成されており、賛助会員や他の国際機関の代表者もオブザーバーとして参加します。

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