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ネットアップ、Amazon Elastic VMware Serviceとの統合でVMware移行を加速

Amazon Elastic VMware Serviceの外部ストレージとして、Amazon FSx for NetApp ONTAPのサポート開始

カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- インテリジェント・データ・インフラストラクチャ企業のネットアップ®(NASDAQ:NTAP)は、Amazon Web Services(AWS)上のAmazon Elastic VMware Service(Amazon EVS)において、Amazon FSx for NetApp ONTAP®が外部ストレージオプションとしてサポートされるようになったと発表しました。このたび一般提供が開始されたAmazon EVSは、AWSにおける新しいサービスであり、ユーザーはAmazon Virtual Private Cloud(Amazon VPC)上で他のアプリケーションと並行してVMware Cloud Foundation(VCF)を直接実行できます。Amazon EVSにより、企業はVMwareワークロードを迅速にAWSへ移行し、VMware環境をシームレスに拡張・拡大することで、ビジネスの俊敏性と変革を実現できます。

今回のAmazon EVSとの統合により、ネットアップの実績あるセキュアなデータ管理・保護機能と、AWSのスケーラビリティ、堅牢性、パフォーマンスが組み合わさることで、既存アプリケーションのリプラットフォームやリファクタリング、データ管理ワークフローの変更を行うことなく、AWSへの移行を簡素化・加速できます。

ミッションクリティカルなワークロードをクラウドへ移行することは、老朽化したインフラの排除、運用コストの削減、重要なビジネスのスケジュール達成などを通じて、企業のトランスフォーメーションを促進する手段となります。しかしその一方で、予期せぬコストの発生やIT環境の拡大、サービスの分断といった新たな課題を回避するためには、効果的なデータ戦略が不可欠です。ネットアップは、AWS上にネイティブに構築されたファーストパーティのデータストレージサービスを提供する唯一のエンタープライズ向けストレージソリューションプロバイダーとして、クラウドにおけるモダンワークロードの加速を支援する独自の体制を整えています。Amazon FSx for NetApp ONTAP®を導入した顧客の中には、コストを50%削減できたケースもあります。FSx for ONTAPを活用してVMware環境を移行・管理することで、インテリジェント・データ・インフラストラクチャを活用し、移行計画を最適化するとともに、データ管理機能の標準搭載により総保有コスト(TCO)の削減を実現できます。

ネットアップのクラウド・ストレージ部門シニア・バイスプレジデント兼ゼネラル・マネジャーであるプラヴジット・ティワナは、次のように述べています。「Amazon EVSとFSx for ONTAPを組み合わせてご利用いただくことで、お客様はオンプレミスで信頼してきたのと同等のデータ効率、保護、オートメーションを享受できるようになります。AWSとの協業を通じて、重要なワークロードのクラウド移行と大規模管理をより容易なものにしています。」

高度なワークロードをクラウドで管理する顧客をより的確に支援するために、ネットアップは以下の機能を提供しています。

  • Amazon FSx for NetApp ONTAPによるAmazon EVSのサポート:AWSが提供するVMware向けの新たなセルフマネージド型クラウド・ソリューションであるAmazon EVSが一般提供され、Amazon FSx for NetApp ONTAPが同サービスのストレージ・オプションとしてサポートされるようになりました。Amazon EVSは、デプロイメントの自動化と簡素化を実現し、AWS上で即利用可能なVMware Cloud Foundation(VCF)環境を提供します。これにより、VMware管理者はオンプレミス環境ですでに使用しているVCFのソフトウェアとツールをそのまま使って、VMwareベースの仮想マシンを迅速にAWSへ移行することが可能になります。Amazon EVS環境の外部ストレージとしてFSx for ONTAPを使用することで、高度なデータ管理機能とデータ保護機能を活用でき、総保有コスト(TCO)の削減、サイバーレジリエンスの向上によってオーバーヘッド軽減につながります。
  • Amazon EVSワークロード向けの移行アドバイザー:BlueXP workload factory for AWSに搭載された移行アドバイザー機能が、Amazon EVSワークロードにもサポートを開始し、移行作業の簡素化と迅速化を実現します。顧客はこれにより、オンプレミスの仮想マシンの検出、FSx for ONTAPのプロビジョニング、Amazon EVSへのデータストアの配置といったプロセスを自動化できます。
  • BlueXPにおけるVMware向け災害復旧サポートの拡充:BlueXPのVMware向け災害復旧機能がAmazon EVSと統合され、FSx for ONTAPストレージを信頼性の高い災害復旧先として活用できるようになりました。NFS(ファイルベース)や、iSCSIプロトコルを介したVMFS(ブロックベース)などのデータストアの形式に対応し、柔軟かつ効率的な災害復旧ソリューションを実現します。
  • ランサムウェア対策機能の強化:顧客がAmazon EVSワークロードをより効果的に保護できるよう支援するため、ネットアップはFSx for ONTAP向けのONTAP自律型ランサムウェア対策(Autonomous Ransomware Protection:ARP)を提供しており、ランサムウェア・イベントをリアルタイムで検知・対応できます。さらに、NetApp BlueXPのランサムウェア対策サービスもFSx for ONTAPに対応しており、顧客がランサムウェアへの防御体制を包括的に編成・管理できるよう支援します。これらの機能をAWS上でネイティブにワークロードに対応させることで、ハイブリッド・クラウド全体のストレージ層においてランサムウェアを事前に検知し、顧客のデータ保護とダウンタイムの最小化を実現します。

ネットアップの優先パートナーであり、AWSパートナーでもあるXtravirtは、今回の発表がVMwareワークロードのパブリック・クラウドへの移行を検討している企業にとって朗報になるとの見解を示しています。Xtravirtの最高商務責任者(CCO)であるロビン・ガードナー氏は、次のように述べています。「Amazon EVSでFSx for ONTAPがサポートされることで、顧客は最も重要なワークロードを支えるデータをよりきめ細かく制御できるようになります。顧客は、ネットアップの高度なデータ管理機能にアクセスすることで、仮想環境の管理にかかるオーバーヘッドを軽減し、ハイブリッド環境をより効率的かつ安全に管理できるようになります。」

ランサムウェア攻撃に対して完全な安全性を保証できる検知・防御システムは存在しません。攻撃が検知されない可能性もありますが、ネットアップのテクノロジーは重要な追加防御層として機能します。

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ネットアップについて

ネットアップは、統合データ・ストレージ、統合データ、運用およびワークロード・サービスを組み合わせたインテリジェント・データ・インフラストラクチャー企業であり、混乱の多い世界をお客様にとってのチャンスへと変えています。同社は、可観測性とAIを活用し、業界最高水準のデータ管理を可能にすることで、サイロのないインフラを実現します。また、世界最大のクラウドにネイティブに組み込まれた唯一のエンタープライズ・グレードのストレージ・サービスとして、シームレスな柔軟性を提供します。さらに、ネットアップのデータ・サービスは、卓越したサイバー・レジリエンス、ガバナンス、アプリケーションの俊敏性によって、データの優位性を生み出しています。また、当社の運用およびワークロード・サービスは、可観測性とAIにより、インフラとワークロードのパフォーマンスと効率を継続的に最適化します。ネットアップを利用することで、データの種類、ワークロード、環境を問わず、データ・インフラを変革し、ビジネスの可能性を実現することが可能です。詳細は www.netapp.com をご覧いただき、 XLinkedInFacebook 、および Instagram で当社をフォローしてください。

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